「COACH」でなく「高知」の財布?

ネットニュースで高知というロゴの入った財布が売れている、というものを見かけました。話題のきっかけは、お笑いコンビNON STYLE・石田さんのツイートをきっかけに注文が殺到したとのこと。

このツイートが話題、ということを聞いて公式サイトにいってみたのですが、やはり大人気ということで売り切れてました。

https://kochi.fashionstore.jp/items/11461651

この「高知の財布」が注目を浴びたのは、ブランドのCOACHを想起させるからでしょう。 最近のニュースで「フランク三浦」の商標が時計ブランド・フランクミュラーから訴えられたというものがありました。

日本語と英語で見た目は違うけれど、音が同じような構成からなっているので面白いと思って購入される方もいるようです。個人的には、このような他人の商標にフリーライドして商売するのは如何なものかと思いますが、パロディということなんでしょう。

パクリパロディオマージュリスペクトインスパイア等、いろんな言葉で他人の商標・著作物を模倣したり、されたりしている昨今ですが、一様にどれが、パクりで、どれがオマージュか区別は難しいものです。

そんな中、ネットで拾った書きこみにこんなものがありました。

元ネタがバレて困るのがパクリ、
バレなきゃ始まらないのがパロディ、
わかる人にだけわかればいいのがオマージュ、
元ネタの製作者にわかって欲しいのがリスペクト、
暗黙の了解がインスパイア

今回の「高知」の財布はどれに当たるのでしょうか?

ちなみに、高知のロゴは、商標出願しているようです(個人の方なので、出願人名は載せてません)。

高知の「知」の口のところなんかが、COACHの商標を連想させますよねー、これ。

登録番号5007122 権利者Coach IP Holdings LLC

コーチのたくさんある登録商標の中から一つピックアップしてみました。
アルファベットの「C」のモノグラムの標章も商標登録してるんですね。

出願日が昨年(2017)の11月27日のため、未だ審査中ですが、ここに断言します。
この商標は拒絶理由通知が来ます。

3条1項各号ので、来ると思うんですが、、。来ない?
該当するのは3条1項3号でしょうか。

(商標登録の要件)
第3条 自己の業務に係る商品又は役務について使用をする商標については、次に掲げる商標を除き、商標登録を受けることができる。
三 その商品の産地販売地、品質、原材料、効能、用途、形状(包装の形状を含む。第二十六条第一項第二号及び第三号において同じ。)、生産若しくは使用の方法若しくは時期その他の特徴、数量若しくは価格又はその役務の提供の場所、質、提供の用に供する物、効能、用途、態様、提供の方法若しくは時期その他の特徴、数量若しくは価格を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標

この条文は、「東京」とか地名のみのブランドを登録させない条文として知られています。
果たしてデザインされた「高知」は登録されるのか?

審査経過を追いましょう。

2018.9.25 追記
やはり、3条1項各号の拒絶理由通知がきましね。
他人の類似商標の先願・先登録があるのか4条1項11号もでてますね。注目されているのか、ファイルの閲覧請求もされてます。
今後の審査対応にも注目していきましょう。

代理人を立てていない出願なので、拒絶理由通知の対応に代理人を選任すると思いますが、出願人の方にはこのサイトを見て頂いて代理人選びの参考にして頂ければ幸いです。

でも、中間対応からの料金てなかなか、ネットから探しにくいよね。

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